投稿日時 2024-04-08 11:22:43 投稿者 四季 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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その日、ナスカは何も考えず更衣室の扉を開けたのだが、そこには 珍しく着替え中のヒムロがいた。 「あら、ナスカちゃんじゃない。おはよう」 微笑んで挨拶してくれるヒムロ。 しかしその刹那ナスカは見てしまった――ブラウスの隙間からちら りと覗いた胸の谷間を。 ナスカは衝撃を受ける。 ドキドキドキドキと心臓が激しく音を鳴らす。 それは初めての経験だった。 エアハルトの着替えに出くわしてしまったこと、コーンスープをぶち まけて上衣を洗濯に出すこととなったトーレと時間を潰すことになっ たこと――上半身程度の露出であれば目にしたことはあったナスカだ が、その時はこんな感情は生まれなかった。 (な……何、この感情……!?) 密かに動揺するナスカであった。 |
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