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投稿日時
2024-09-09 13:04:11

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四季

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一人で廊下を歩いていたサルキアは走りながら角を曲がってきたメイドに
ぶつかられてしまい、転びそうになる――が、たまたま居合わせたアンダーが
腕を掴んだために何とか踏ん張ることができ、転倒せずに済んだ。

「ったく、あぶねーなぁ」

アンダーは愚痴のようにこぼし。

「な? お嬢」

サルキアの方へ顔を向けて共感を求めるのだが。

その時サルキアは顔を真っ赤に染めていた。
いきなり触れられたために変に意識してしまい恥ずかしくなってしまって
いたのだ。

「……女にいきなり触れるのはどうかと思います」

想定外の言葉をかけられたアンダーは、

「はぁ? 転びかけてたから掴んだだけだろ、アホか」

拍子抜けしたような顔をしていた。
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