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投稿日時
2024-10-19 11:11:40

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四季

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夜、任務を終えたアンダーとオイラーは宿泊予定のテントへ戻ってきた。

アンダーは慣れた手つきで自身の手当てを行い明日に備えているが、オイラーはというとその横に体操座りをしながら少し心配そうな面持ちでいる。
やがてオイラーが「その……怪我は、平気か?」と恐る恐る尋ねると、アンダーはさらりと「んなもん怪我に含まれねーよ」と返した。

「そうか。だが、もし辛かったら言ってくれ。その時は一緒に基地へ帰ろう」
「アホだろ」
「すまない……」

一瞬はしゅんとしたオイラーだったが、すぐに気を取り直し。

「せめて肩を揉もう!」

そんな提案をするのだが。

「要らねぇ」

即座に断られてしまう。

「そうか、残念だ」
「王族に肩揉ますアホがいるかよ。ちっとは考えろ」

こうもはっきり拒否されてしまうとさすがに圧で押し切ることもできないので肩揉みは諦めた。

(フルーツ詰め合わせ? いや、それは前に一度あったな。では……豪華な食事に誘うか、あるいは、マッサージ至れり尽くせりコースなど? いや、どうだろう……アンはそういうのは好まないかもしれない。ううむ……)

――が、脳内ではアンダーのためにできることを色々模索していた。
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